第10章 ♡Story7♡ 初仕事
「ねぇ......キス、以上のコト...しない?」
百合は太輔を見上げながら言う。
「ばっ...何言ってんだ!
するわけ、ねぇだろ......。」
「......冗談冗談、そう言うと思ったよ(苦笑)
まぁ...太輔らしいけどね(笑)」
「......。」
「今は...キスだけでも十分だしね......。」
百合は少し俯いていう。
「......そういうコトは......
お前が二十歳になってからな......。」
「......二十歳まで、待ってくれるの?」
「あぁ...。」
「......ふふ。何か嬉しいな、そんな風に言われると...。
気ままに待ってあげるよ。(微笑)」
「......(微笑)」
2人はお互いに微笑みあい、またキスをする。
しばらくの間、資料室では2人の甘いリップ音で包まれた。
2人はおでこをくっつけあう......。
「......そろそろ帰らなくて大丈夫か?」
「ん?......もう少し、太輔といたい......。」
「......っそ、明日初めての仕事なのに......
遅れても俺、知らねぇから......。」
「遅れたら太輔のせいにするし(笑)」
「何だそれ(笑)」
またお互いに見つめ合いキスを交わす......が......
ガラッ
「藤ヶ谷先生、資料の整理終わりましたか~?」
ビクッ
「「......っ!?」」
「ぁ......お取込み中......?(苦笑)」
「「き、北山先生!?」」
資料室に入ってきたのは北山先生だった......。
(しまった......
資料を整理したら北山先生に渡すんだった......(汗))
どうやら北山先生は太輔が来るのが遅かったらしく、
様子を見に来たらしい......。
「「......(汗)」」