第9章 ♡Story6♡ スカウト!?
「彼に送ってもらった方がいいですよ。
彼の言う通り、遠慮せずに送ってもらってください。」
「......わかりました。
それじゃあ涼介さん、お願いします!」
「(微笑)...了解!」
下に着いた3人...
「百合ちゃん、
ちょっと車を取って来るから待ってて!」
「はい!」
涼介は車を取りに駐車場の方に向かって走って行った。
それから1分後...
「お待たせ百合ちゃん、前の席に座っていいよ。」
「ありがとうございます。
赤沢さんも、今日はありがとうございました。」
「また分らないことがあったら、
僕や涼介に聞いてください。」
「はい!」
「それじゃあ涼介、百合さんを
しっかりと送ってくださいね?」
「分ってますよ!赤沢さんもフ●テレビの方に行かなくて
大丈夫なんですか?」
「僕も2人を見送ったらすぐ行きますよ。
口答えはいいから早く行きなさい。」
「へ~い......。」
「返事は『はい。』です。」
「......は~い。」
「伸ばさない!」
「はい!」
「それでよし。」←
「先生みたいですね......(汗)」
百合は苦笑いしながら2人のやり取りを見ていた。
そして百合と涼介を乗せた車は
赤沢に見送られ、事務所を後にした。
「送ってもらって申し訳ないです......。」
「だーかーら!これもマネージャーの仕事だし、
百合ちゃんが心配することじゃないよ!
俺も正式にタレントのマネージャーなることは初めてだし、
楽しいからさ!」
「初めてなんですか?」
「うん。今までは見習いみたいな感じで、
アシスタントとかしてたんだ。
だから正式に受け持つのは初めて!
お互い新人って事!(笑)」
「ほへぇ......。」
百合はびっくりした様子で涼介の方を見る。
「俺じゃ頼りない?」
「赤沢さんよりは頼りないかもしれないけど、
何か親近感が湧きました!」←
「百合ちゃんってさり気なく毒吐くね。」←
「......?」
「しかも無自覚!恐ろしや―(笑)」←