第9章 ♡Story6♡ スカウト!?
「それじゃあ百合さん、
そろそろ社長室の方に行きましょうか。」
「はい......って、社長室ですか!?」
「勿論社長に会いますからね(笑)
リラックスしていれば、大丈夫ですよ。」
「は、はぁ...。(お兄ちゃんと似たようなセリフ(汗))」
百合と赤沢さんはエレベーターを使い
社長室に向かうことになった。
「ちなみに社長室は最上階の15階です。
高い所は大丈夫ですか?」
「はい!むしろ高い所は大好きなので大丈夫です!」
「そうですか!なら良かったです。」
赤沢さんはお兄ちゃんが言う通り話しやすい人だった。
「赤沢さんはおいくつなんですか?」
「僕ですか?僕は今年で29歳ですね。」
今年で29歳ってことは...太輔が今27歳で
今年28になるから......1歳しか違わないのか。
(意外と太輔の学校の先輩だったりして(笑))
百合は頭の中でそんな事を思った。
赤沢さんと話をしていると、あっという間に15階に着いた。
「さぁ、着きましたよ。
さっきみたいな感じでいれば大丈夫ですから。」
「はい!」
...っと言ってもやっぱり緊張します......(苦笑)
コンコン
「誰だね?」
赤沢さんが社長室の扉をノックすると
向かい側から渋い声をした男の人の声が聞こえてきた。
「赤沢です。
先日お話をした、玉森百合さんをお連れ致しました。」
「そうか、入りなさい。」
「はい、失礼します。」