第8章 ♡Story5♡ 初デート
撮影は順調に進み、やっと百合達まできた。
「恋人同士での撮影ですか?」
係員の人が問う。
「いや、コイツだけd..「いえ!2人で撮ります♪」....。」
「ありがとうございます。では小熊の、ミッちゃんを
連れてきますから、こちらの席に座ってお待ち下さい。」
「は~い♪」
「......だから俺は写真、苦手なんだけど......。」
「いいじゃん!」
しばらくしてすぐにツキノワグマの赤ちゃんが
係員さんに抱っこされながら登場する。
「可愛い~♪ツキノワグマの赤ちゃんなんですね!」
「はい!では、お二人の膝の上に乗せますね。」
係員さんが百合と太輔の間の膝に座らせる。
「小熊のうちは凄い大人しいんだな......。」
「これがのちに狂暴になるんだね(笑)」←
「ふふふ、まるで家族みたいですね(微笑)」
「か、家族!?」
「そうですか!?何か凄い嬉しいです!ね!太輔?」
「......。」
「では、お写真をお撮りしますね。」
そして係員さんは掛け声をかけ写真を撮った。
太輔は又もや乗せられてやってしまう癖で撮ったのだった。←
「また乗せられたね(笑)」
「うるせぇ......」
「お二人は結婚を前提に付き合っているんですか?」
「いや、
そんなわけなi..「はい❤」...っおい、百合!?」←
「お似合いですよ!」
「からかわないでくださいよ......百合も、
変な事言うな......。」
「だって私の夢は太輔のお嫁さんになることだもん!」
「っ......んなことこんな大勢の前で言うなよ!?」
顔を真っ赤にしながら言う太輔。
「いいじゃん!」
そして百合は満面の笑顔。
「っ......。」
「(笑笑)...はい、こちらが今日の記念の写真です。
では、末永くお幸せに!」←
「はい❤」
「......(失笑)」
(百合とこの係員さん......
どっかで繋がってねぇよな......?)←
そんな疑問が浮かんだ太輔なのであった。