• テキストサイズ

【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第15章 VSキス魔【氷室辰也】


「あの…………ひ、氷室…くん?」

「ん?なんだい?」

ソファーに座る氷室くんとその氷室くんの膝の上に座る私。

片目は隠れているもの、にこにこと、さわやかな氷室くん。

どうしてこうなったか?

それは遡ること数十分前の事………

☆★☆★☆

『すまない少し遅れそうなんだ。部屋で待っていてくれないか?』

『うん。分かった』

W・C前で部活で忙しい氷室くんは休日もバスケ三昧。

何でもこの間行った東京でアメリカで知り合った兄弟にあったとか…

「そういえば最近デートとかしてないな」

同じクラスで隣の席だけど、部活が違うから一緒にいられるのは放課後まで。

休日も部活のある氷室くんとは僅かな時間しか一緒に居られない。

そんなことをぼんやりと考えていたら氷室くんの部屋の前まで着いてしまった。

氷室くんから貰っていた合い鍵を鍵穴に差し込み回すが何かおかしかった。

「あれ?……………開いてる?」

ガチャリとドアノブを回すと元々開いていたようで開いた。

氷室くんが鍵を掛け忘れる筈がない。

「ど、泥棒……!?」

とにかく氷室くんに知らせないと。

私は携帯を取り出し氷室くんに掛けた。

『もしもし、どうしたんだい?』

「氷室くん、開いてるの」

『何が?』

「氷室くんの部屋の鍵が…」

『おかしいな…朝はちゃんと掛けた筈なんだが……分かった。すぐ行くよ。部屋の外で待っていてくれ』

そう言われてももし泥棒だったら、氷室くんの宝物とか盗られたらどうしよう。

何かは知らないけど

私は少しドアを開け、中の様子を見てみた。



/ 277ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp