第2章 どちらが美味しい?【火神大我】
「旨そうじゃん」
目の前に並んだのは和食。
「大我みたいに美味しいか不安だけど」
不安そうにオレを見るが夏姫の料理はどれも旨い。
「………旨い」
「本当?」
「本当!オレの目を見ろ!嘘ついてると思うか?」
ちゅっ-----
「本当だ。美味しく出来た」
「なっ!!いきなり……何すんだよっ!!」
「何って……キスだよ。ダメだった?」
「ダメじゃねえけど、こういうのは男がするもんだろ」
「………んっ」
オレは夏姫を押し倒して唇を重ねた。
何度も唇を重ね段々深いものに変わっていった。
「…夏姫…夏姫……」
「た……いが……んっ!…大我…………好き」
*
*
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「大我、自分で作るご飯と正直どっちが美味しい?」
「そんなの夏姫に決まってんだろ?」
「大我……」
「うおっ!!抱きつくな!」
「特別にまた作ってあげる」
またとか、特別とかにすんなよ…
毎日作ってくれよな。
まだ先の話だろうけど