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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第44章 6人のカラずきんと6人(匹)のオオカミ【黒子テツヤ】


「黒子っち~暇っス!!」

「黄瀬ちんうるさい…」

所変わって森の中はというと…

「青峰くんは何をしてるんですか?」

「テツ…見てみろ。女だ…」

「こんな所に来るはずがないのだよ」

「いや…6人か…珍しいな」

いつもの如く6人のオオカミたちは暇をしていた。

「ある~日」

「森の中~」

「くまさんに~」

「であ~た」

「はなさくもりのみち~」

「くまさんにであ~た」

森のくまさんを合唱する頭巾を被る少女たちをオオカミたちは見ていた。

「この森ってくまいたっスかね?」

「俺この間倒した」

「ハチミツ食べてたんじゃなかったの~?」

「僕は川で鮭を捕っているのを見ました」

「たしか、赤司もくまと話していたな…」

「ああ。直ぐに森を出ていくように告げたよ。鮭もハチミツも受け取らなかったけど」

この森にいたくまさんたちは既にお引っ越しをされた模様。

赤司たちオオカミが森を支配しており、周りには他の動物などはいなかった。

そんなことは知らずやって来たカラずきんはオオカミと出会うことになるとも知らずに。
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