• テキストサイズ

【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第1章 秘密です【黒子テツヤ】


僕には付き合い始めて間もない彼女がいます。

僕の部活が忙しくデートというデートはまだしたことがありません。

唯一それらしいのは今ですかね?

「テツヤ君、その本面白いの?」

「はい。僕はこのシリーズを書いている作家さんのファンでして…」

「じゃあ私も読んで見ようかな?」

彼女…夏姫さんは僕のように本を読むために図書室には来ていません。

静かだから勉強がはかどるという理由で図書室に来ていました。

僕たちの出会いはここから始まりました。

いつも同じ場所、同じ時間に僕たちは顔を合わせている内にだんだん気になり始めた…そんな感じですかね?

今では向かい合わせに座る席も自然と決まっています。

「確かこの辺に…」

夏姫さんは僕がよく本を探している棚の方へ行き本を探し始めた。

「夏姫さん、僕が読んでいるのはここにありますよ。あのシリーズの始めはこれです」

「あ、ありがとう」

僕は夏姫さんの隣で本を取ったのでこちらを向いた夏姫さんの顔がすぐ近くにありました。

「夏姫さん…キスしてもいいですか?」

「………………………よ」

夏姫さんは本を手に取ると顔を下に何かを話したのですが、聞き取れませんでした。

「夏姫さん?」

「いいよ…………テツヤ君なら」

顔を赤らめながら僕を見上げる夏姫さんは可愛くて…

「あっ……でも、誰かに見られるのは………恥ずかしい」
/ 277ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp