第40章 彼氏にチョコをあげてみた
【氷室 辰也】
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「バレンタイン?ああ、日本は女の子がチョコくれるのか…」
アメリカとはバレンタインでも少し違うんだ…
「こんなに美味しいチョコ初めて食べたよ」
よかった。
手作りのチョコ初めてだったから美味しく作れて。
「そうだ、これは俺からのバレンタイン」
私の目の前に映り込んだのは赤い花。
真っ赤なバラの花束だった。
「日本のバレンタインをあまり知らなかったから、俺も用意してたんだ。夏姫のチョコには敵わないけどね」
そんなことないのに
私の方が逆にチョコだけで申し訳ないよ。
「そんな顔しないでよ。俺がしたくてやったことなんだから。それに…これは普段の感謝も込めてみたんだ。いつもありがとう。これからもよろしく。愛してるよ…夏姫」
━━━━ちゅっ