第38章 彼氏が風邪を引きました【誠凛編】
伊月俊
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ネタのキレも悪ければ、全く思い付かない。
「ん~…」
「伊月くん…ツラいの?」
「あ、いや…大分良くなったよ」
昨夜から熱を出し、寝込んでいたら翌日夏姫が見舞いに来たのだ。
「それなら良かった」
「夏姫…」
「伊月くん、治ったら新作の駄洒落聞かせてね」
「ああ…」
1番に聞かせてやるよ。
「じゃあ私はこれで」
「風邪引くなよ」
俺が移ったら何言われるか分からないからな。
「さてと、夏姫も帰ったことだしネタを考えないとな」
ネタ帳1ページ埋める頃には熱が下がっていた。
「……キタコレ!!」