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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第30章 彼女に○○着せてみた【黒子テツヤ】


いつも下の方でツインテールをしている夏姫だが、今日は上の方で縛っている。

「黒子くん…」

「夏姫…その格好は一体」

やたらとフリルの多い服を着ている。

夏姫がきているのはメイド服だ。

カントクがどこからか入手してきたらしい。

「黒子くん、どうかな?これ………」

似合っては居ますよ…

すぐにでもそう言いたいが、そうもいかない。

「夏姫ちゃん可愛い!!」

カントクが夏姫を独占状態なので、僕は触れることすらできない。

「夏姫…」

「わぁ!!なんだその格好…」

僕の声を欠き消したのは火神くんの声だった。

火神くんは僕に気付いていないようで僕の前に立つと、僕の視界から夏姫を消した。

一瞬、これから火神くんの影を辞めようと考えた。

「火神くん」

「うわっ!!黒子!?いつから居たんだよ」

「火神くんが来るずっと前からです。それよりそこ、退いてもらえますか?」

「オイ…」

「黒子くん!?」

僕は火神くんを退けるとカントクといた夏姫の手を掴み体育館を出た。

火神くんとカントクの声など耳に入らなかった。
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