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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第28章 夏祭り【黒子テツヤ】


【黒子】

花火を見に来たハズが結局最後まで見ることなく夏姫さんとキスをして終わってしまった。

2号に至っては夏姫さんにあった途端に膝の上に乗り、そのまま夢の中へ。

ある意味スリルはありましたけど。

「夜も遅いですしそろそろ帰りましょうか」

「うん……あ、でも」

夏姫さんの下駄の鼻緒が片方切れてしまっていた。

「青峰さんも直そうとしてくれたんだけど…」

直ってないと言うことは諦めましたね、青峰くん。

僕は応急処置をした下駄を再び履かせてみた。

「どう、てすか?あくまで応急処置なので…」

「大丈夫そう。ありがとう」

「いえ、では行きましょうか。次は離れないように」

僕は片方で2号を抱え、空いた手は夏姫さんと繋いだ。

「明日の夜に花火しますか?」

「うん!」

「くぅ~ん」

「2号はどんな夢見てるんですかね」

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