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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第24章 先生【氷室辰也】R18


英語なんて嫌いだった。

でも、先生だから好きになった。

先生が教えてくれたから…

「今日の授業はここまでにしようかな…」

氷室先生の授業は人気がある。

授業の内容も分かりやすくて良いのも理由の一つ何だけど一番は…

「先生……今日もステキ……」

「ああ……一日中英語でもいい……氷室先生だったら」

目をハートマークにしている女子生徒がたくさんいるほど人気があった。

「ジェントルマンって氷室先生みたいな人の事言うんでしょ?夏姫」

「え……あ………そう……そうだね」

私の隣に座る友達の理恵はワザと私を見て言った。

「夏姫、興味無いの?あ、そうか………夏姫は彼氏様がいるものね………それもジェントルマンが」

「ちょっ………あまり言わないでよ!聞こえちゃう……」

「桜庭さん」

「はっ、はい!!」

「放課後までにプリント集めて資料室までお願いします」

「はい……わかりました」

「やったじゃない………」

氷室先生はそう伝えると同時にチャイムが鳴り、教室を出て行った。



☆★☆★☆★

「もう……理恵!先生に変な風に思われてたらどうするのよ!」

「大丈夫よ~あんたの彼氏様はジェントルマンでしょ?そんな授業でお喋りしてるくらいで妬くような小さな男じゃないわよ」

放課後、プリントを集め、資料室に向かっていた。

「でも氷室先生もやるわよね…生徒と付き合うなんて少女漫画みたい」

そう、私は氷室先生と付き合っている。

知っているのは友達の理恵だけ。

他は内緒。

バレたら色々大変だから…

出会いは今年の春、氷室先生が陽泉高校の英語教師として赴任してきた。

英語の係りの私は氷室先生の所へ通っていたらいつの間にか恋に落ち、付き合い始めたのはつい先日の事だった。

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