• テキストサイズ

【ハイキュー】エンノシタイモウト

第6章 【関西弁使用許可2年編】


ここで珍しく一連の流れを黙って見ていた西谷が口を開いた。

「力、もうあいつあのまま関西弁喋らせとけよ。」
「いいのか。」
「だってお前、あっちの方が自然で生き生きしてるぞ。少なくともお前と俺ら4人の時はあれでいいんじゃね。」
「そうかい。」

西谷はおう、そうだそうだと背中を押すように言う。

「でないとあいつ息詰まって死んじまいそーだ。」
「縁起でもないこと言うな馬鹿。」
「いーんじゃねーの。」

田中も言う。

「こっちも何か喋りやすい気がしたわ。」

力は成田と木下にも視線で意見を伺う。

「俺は別にいいよ、あまりにも独特の単語言われたら困るけど。」

成田が言った。

「確かにあっちの方が素っぽかったよな。」

木下も保証するかのように言う。

「妹が素じゃないってのは辛くね。」

それで力は決めた。

そうして力は帰りに美沙と本屋に行く道すがら、2年連中相手の時も関西弁で構わないと言った。美沙はわかったとだけ言ったが嬉しそうだった。

次章に続く
/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp