第1章 いつもありがとう
「お待たせ、夜久」
『すみません!お待たせしました、先輩』
「おっせーよ!さみぃし!」
私はみんなに挨拶をして、先に先輩2人と下校することにした。相変わらず2人はバレーの事と後輩の事ばかり話してて先輩なのに何だか可愛いと思った。
また新しい大会が近付いているのでみんなは気を抜けない状態だし、主将達にとっては参加できる数少ない試合になっていく。私はマネージャーとして精一杯支えられるようにもっと頑張らないと‥。
『じゃあ、私はこっちなのでお先に失礼します。お疲れ様でした。』
「「おう、お疲れー!明日もよろしくな!」」
海と夜久は#文花#が帰るのを見守り、姿が見えなくなった時
「・・・・さて、#吉野#は行ったな。」
「なんだよ、どうした?」
「お前さ、あいつにちゃんと気持ち伝えたか?」
「!!??な、な、何を言い出すんだ海!!/////」
予想通りだった。お互いの思いは同じなのに気づいていないのだなと海は読んでいたのだ。