第1章 いつもありがとう
海先輩に呼ばれてついて行くが何か変な緊張感が湧く。何かミスしてしまったのだろうかと不安になる。
『私、何かしてしまいました・・・?』
「えっ?ああ、違う違う!そんな事じゃないよ。えっとさ…
お前、夜久の事好きなんだ?」
『ヒェッ!!??や、夜久先輩?うーん、でも夜久先輩の事は確かに好きだけどそういう事なのでしょうか・・・?』
「ははは、そんな驚くなよ。お前すっげーマジメだし自覚してないんだろうなーと思ってな。」
『あ、あはは・・・でも、先輩の事ははい、嫌いじゃないです。むしろ好き・・・・です・・・////』
「だろうな、だから夜久に伝えないとな?アイツもお前と同じでマジメだからなぁ‥。俺らもいつか引退しちまうんだからさ。頑張れよ、きっと大丈夫だ」
『えっ、そ、そ、そうですよね!?あ、ありがとうございます///』
「おいおい、そう照れるなって。ほら、夜久待たせているし着替えて来い!」
海先輩に背中を押されて倉庫を出て、私は足早に着替えに行った。