第1章 いつもありがとう
「おいおい夜久、独り占めするとか大人気ないぞ?それにいくら何でも#文花#がす・・・」
「お、おい、他の奴には言うなよ!!」
「おっと、ごめん。ま、とりあえずそんな怒るなよ。リエーフ、お前も#文花#を困らすな顔真っ赤にして動けてないぞ」
「「あうっ」」
3年生の海先輩がハグしている二人を私から引きはがした。
『す、すみません。ありがとうございます‥』
「お前も少しは怒っていいんだぞ?あいつら調子に乗るからな…他の奴らも我慢しているがいつか来るしれんし・・・」
ジロッと他のみんなをみてビクッとしてそそくさと戻っていった。
「あ、それとちょっといいか?」
『はい?』
「あ、おい!人にはそういってお前も独り占めかよ!」
「ちげぇよ、業務連絡だっての…。すぐ終わるから着替えて待ってろよ。」
そういって私は海先輩に体育の機材倉庫に連れて行かれた。