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サンジのおやつ

第2章 1時



早速パパがモニターをつけ、島の状態を確認する。

見たところ、みんな避難に成功したようで街には誰もいなかった。

すると、

―ガガッ……アルっ、フランだ―

スピーカーから声が聞こえた。

「フランか。どうしたんだ?」

父親がマイクに向かって話しかける。

フラン。と呼ばれた男は私のパパと旧くからの友人でこの街の護衛長を勤めていた。

―海賊は2000万ベリーの雑魚だ。
数も20人程度。それくらいなら応戦できる。
完全装備で護衛兵を出動させようと思うがどう思う?―

「あはははは。もう答えは決まってんだろ?」

楽しそうに笑い、近くの黄色いボタンを押した。

「出動命令だ!!
A班は13スポット。B班は6スポット。C班は3スポットから、指示はフランから、各班長に伝えられる。
それに従い、今回の海賊を討伐せよ!!
相手は2000万ベリーの雑魚だが、少しでも気を抜いてみろ?
……死ぬぞ。
お前らじゃなくて、守りきれなかった家族がな。
そのためにも全員で戦え!!
完全装備で立ち向かえ!!
我々は、この島に住む大切なもののために戦うのだ!!」

言い終わると、ママがパパの支度を整えスポット0へと通じる扉へと足を進める。

それに続くように私達も勝利を祈って見送るのだ。

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