第3章 2時
昼になり、
ナミと一緒にチョッパーの元へと向かう。
「ねぇチョッパー。
しんに合うコンタクトあるかしら?」
少し得意げに、どれどれ?と私の視力を測るチョッパー。
「ん!これならあるぞ!
ちょうど前に仕入れといたんだ!」
いそいそと引き出しを開け、コンタクトを取り出すと
私の目を押さえつけた。
『えっ?な、なに??』
慌てる私に、
「じっとしてろ!動くと痛いぞ」
なんて、脅しをかけるチョッパー。
その言葉に体が強ばる。
両目に何か違和感を覚えながらも、ゆっくりと目を開けると、
『うわぁ』
メガネをかけていないのに、
視界がはっきりと見えた。
『すごい…』
なんだか魔法にかかったみたいで、
自然と笑顔がこぼれる。
「どれどれ?」
のぞかせたナミの顔が、メガネをかけていた時よりも
さらにはっきりと見えた。
「いっやぁぁん!かーわーいいー!」
ギューっと抱きしめられ、
よし!次!と言って再びナミに連れられたのは、
ロビンの元だった。