第10章 *胸の時間*
宇佐見side
「もう5月かぁ早いね1ヶ月」
殺せんせーが地球を爆破するという3月まで…残り11か月
暗殺と卒業の私たちの期限だ
「今月のジャンプ♪」
コンビニに入ると
「おや、桃果さん、奇遇ですね」
殺せんせーがレジに並んでるのが見えた
「あらせんせー、私は今月のジャンプを買いに来たんです、せんせーは?」
「せんせーはお菓子を少々…」
「少々という量じゃなくない?またお給料がすぐなくなるよーw」
「しょうがないのです、日本の駄菓子のクオリティは素晴らしいものです」
殺せんせーとコンビニを出た
すると
「やめて下さい‼︎」
悲鳴にも似た声が聞こえた
「いいから来いって、朝っぱらからドライブ行くのもいいもんよ、外人の姉ちゃん」
どうやら柄の悪い兄ちゃん等に囲まれてるらしい
「そんな…私これから赴任先の学校へ行かないと」
「へーお前先生なんだ」
「俺等頭悪ィから補習してよ」
うへらぁ
気持ち悪ぃな
私がそんな事を思っていると
「では、車ナンパの正しい手順を補習しましょう」
「⁉︎」
三人を車に押し込み
「その①車は美しく着飾るべし」
「うぉっなんだ⁉︎俺の車がみるみるリボンまみれに‼︎」
マッハでリボンで車を飾っていった
「その②はありません、大丈夫ですか?」
おぉー♪殺せんせ紳士w
ひしっ
女の人は殺せんせーに抱きつき
「あっ…ありがとうございました‼︎素敵な方!このご恩は忘れません‼︎ところで椚ヶ丘中学への行き方をご存知ですか?」
そう言った
第一印象はその女の人が美人だったこと