第9章 *毒の時間*
宇佐見side
キーンコーンカーンコーン
「お菓子から着色料を出す実験はこれで終了‼︎余ったお菓子は先生が回収しておきます」
実験が終わった後殺せんせーはお菓子を回収した
「給料日前だから授業でおやつを調達してやがる、あれ買ったの俺等だぞ💧」
「地球を滅ぼす奴がなんで給料で暮らしてんのよ」
「それなw…私のメルティきっす…」
そんな話をしていると愛美ちゃんが先生の前に出た
「あ…あのっ先生……毒です‼︎飲んで下さい‼︎」
ガクッ
漫画だったらこんな効果音なんだろうな
皆ずっこけてやんのw
「……奥田さんこれはまた正直な暗殺ですねぇ」
三本の試験管と三角フラスコを先生に差し出した
「あっ…あのあの、わ、私、皆みたいに不意打ちとかうまくできなくて…でもっ科学なら得意なんで真心込めて作ったんです‼︎」
誰もがおもったであろう
《それを渡して飲むバカはさすがに…》
グビッといっちゃったねぇ
「それはそれは、では、いただきます」
《飲んだ‼︎》
「‼︎こ…これは…」
にゅ
ツノ生えたw
「この味は水酸化ナトリウムですね、人間が飲めば有害ですが先生には効きませんねぇ」
「そうですか……」
「あと二本あるんですね」
「は、はい!」
「それでは……うっうぐぁっぐぐぐ…」
バサッ
今度は羽生えた‼︎無駄に豪華な顔になってきたなw
「酢酸タリウムの味ですね、最後の一本」
おぉー最後はどうなるんやろ
みんなが緊張する中、先生の変化した顔は…
真顔
てか変化の法則ってなんなのさ!
「王水ですねぇどれも先生の表情を変える程度です」
「……はい…」
「てか先生真顔薄っ‼︎」
「顔文字みてーだな‼︎」
「先生の事は嫌いでも暗殺の事は嫌いにならないで下さい」
「いきなりどうした⁉︎」
「それとね奥田さん、生徒1人で毒を作るのは安全管理上見過ごせませんよ」
「…はいすみませんでした…」
「放課後時間あるなら一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょう」
「…は、はい‼︎」
「ターゲットと一緒に作る毒薬ねぇ…」
「……後で成果を聞いてみよう」