第8章 *二択の時間*
宇佐見side
私と渚とカルマは崖の上まで来た
ゴオオオオオオ
崖の木の端に腰掛けているカルマ
爪を噛んでいる
「…カルマ君、焦らないで皆と一緒に殺ってこうよ」
渚の言う通りだよ
「殺せんせーに個人マークされたら…どんな手を使っても一人じゃ殺せない、だって、普通の先生と違うもんw」
カルマは、私がそう言った瞬間何かを考えるように黙った
━━━━━
カルマside
『赤羽‼︎お前が正しい‼︎ケンカっ早いお前は問題行動も多いがな、お前が正しいと思う限り、先生はいつでもお前の味方だ‼︎』
担任だった先生は俺にそう言った
「……やだね俺が殺りたいんだ、変なトコで死なれるのが一番ムカつく」
「…………」
「…………」
渚君と宇佐見は黙る
「さてカルマ君今日は沢山先生に手入れをされましたね」
俺たちの方に向かってくるのは殺せんせー
「あら殺せんせー」
「まだまだ殺しに来てもいいですよ?もっとピカピカに磨いてあげます」
あ、いー事考えた
でも確認しなきゃだね
「確認したいんだけど殺せんせーって先生だよね?」