第6章 *基礎の時間*
宇佐見side
「下の名前で気安く呼んでよ、とりあえずよろしく、先生‼︎」
カルマくんとやらは握手をしようと手を伸ばした
「こちらこそ、楽しい一年間にして行きましょう」
殺せんせーもそれに応えようと触手を伸ばした
お互いが手/触手を握った瞬間
殺せんせーの触手が溶けた
「⁉︎な、なんで⁉︎」
まさか…
その予感は的中した
カルマくんとやらは、手に対先生用ナイフを切って貼り付けてたっぽい
まだだ、まだする
カルマくんとやらは左手の袖から対先生用のナイフを取り出した
グアッ
は、早い!
烏間せんせには負けるけど、本当に早い
ザッ
殺せんせーは距離をとる
シュウウウウ
「へー本トに速いし、本トに効くんだ対先生ナイフ細かく切って貼っつけてみたんだけど」
そう言って殺せんせーに歩み寄る
「けどさぁ先生 こんな単純な手に引っかかるとか…しかもそんなとこまで飛び退くなんてビビりすぎじゃね?」
てか、初めてだね殺せんせーにダメージ与えたの
ズリュン
「殺せないから《殺せんせー》って聞いてたけど…あッれぇ先生ひょっとしてチョロイ人?」
わぁwせんせめっちゃピクピクしてるし真っ赤だw
これが本当のゆでダコw
てかカルマくんとやらはどんな人なのだ?
「ねぇ、渚、私転入してきてそんな日が浅いからさ、カルマくんとやらの事を教えてよ」
「うん…一年二年が同じクラスだったんだけど、二年の時続け様に暴力沙汰で停学食らって…E組にはそういう生徒も落とされるんだ」
「へー…でもさ、今この場じゃ優等生じゃんw」
「え?どうして?」
「だって今の話が本当ならさ凶器とか騙し討ちとかトップクラスじゃん」
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逃げないでね殺せんせー、「殺される」ってどういう事か教えてやるよ