第5章 *サービスの時間*
宇佐見side
おーおー
あららら…触手がw
「ちょっ…待って!な…縄と触手がからまって
【殺せんせーの弱点②テンパるのが意外と早い】
また、弱点増えたよーw
シュッ
シュッ
ナイフを振る音が聞こえる
でもさ、殺せんせー…あんたすごいよw
ちゃんとよけてんだもんw
ドシュッ
あ、抜けたw
「「あっ」」
「ちッくしょ、抜けやがった‼︎」
「ここまでは来れないでしょう、基本性能が違うんですよバーカバーカ」
うわぁ…大人気ないなぁw
バーカって子供かいw
「ぬー…あと少しだったのに」
それなw
殺せんせーは息を切らしている
ハァ、ハァ、ハァ
ふー…
「明日出す宿題を2倍にします」
「小せえ‼︎‼︎」
【殺せんせーの弱点③器が小さい】
それだけを言い残すと殺せんせーは
バシュッ
「逃げた…」
「でも今までで一番惜しかったよね」
「この調子なら殺すチャンスまた来るぜ‼︎」
「やーん殺せたら百億円何に使おー♪」
【烏間side】
中学生が嬉々として暗殺の事を語っている
どう見ても異常な空間だ
「渚、宇佐見、どう?殺せんせーは殺せそう?」
そういった茅野さんの質問に渚くんと桃果さんは
「殺すよwだって殺さないと地球爆破だよ?wそれに…こんな楽しい事、地球がひっくり返ったってないしw」
「殺す気じゃなきゃあの先生とは付き合えない」
そう答えた
━━だが不思議だ
生徒の顔が活き活きしているのは…標的【ターゲット】が担任のこのE組だ
【烏間side end】
【No side start】
「━━━━━事情は今話した通りです、地球の危機ゆえ秘密の口外は絶対に禁止」
烏間の部下である2人が一人の少年の元を訪れていた
「もし漏らせば記憶消去の治療を受けて頂くことに」
「……怖ッえ!」
「E組の全員に同じ説明をし、他の皆はすでに任務に入っています」
「君も停学が解けたらE組に戻るよって君にも暗殺任務を依頼します!」
「…ねぇ、このゴムみたいなナイフ本当に効くの?」
「ええ、人間には無害ですが奴への効果は保証します」
少年は対先生ナイフを素早く振り、事の発端の超生物が書かれた紙を突き刺した
ズン
「一回さぁ先生っていきもの殺してみたかったんだ」