第4章 クラスメイト
月島くんの席は、
席替えしたにもかかわらず、私の前なのだ。
男子「はよー、月島」
嫌でも会話は聞こえてくる。
月「おはよう・・・」
男子「月島ってなに聞いてんの?」
私も、クラスのみんなも気になっていたことを
月島くんの友達が唐突に聞いたから、
クラスの中が、ちょっとだけ静かになる。
月「別に何でもいいデショ」
男子「いいじゃねーかよっ!」
月島くんからヘッドフォンを奪って
何を聞いているか確かめる。
月「ちょっと・・・!」
すぐに月島くんは、
それを奪い返すが、時既に遅し。
男子「おい・・・!」