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体力の代わりに

第4章 クラスメイト


水曜の朝

『おはよう』

朝礼十五分前に教室に入る。

中「おはよう!流凪!」

真っ先に挨拶してくれたのは、
窓際から二列目の一番前の席に座る
私の友達、中森明梨(なかもりあかり)。

入学当日は私の隣に座っていて、
一番に話しかけてくれた。

『明梨ちゃん。ジャージありがとう』

昨日の部活用に借りて、
昨日急いで洗濯して乾かしたジャージを
持ち主である明梨ちゃんに返す。

中「どういたしまして。・・・で、どうだった?」

『どうって?』

中「これを着てる流凪を見た先輩たちの反応だよ!」

『ああ、それ。えっと・・・
 清水先輩、ああ、もう一人のマネージャーの先輩は
 ちゃんと自分の着てこないと
 あーゆーやつらがわいてくるって言って、
 他の先輩たち指さしてたけど・・・』

中「やっぱりね(貸して正解!)」

その時、明梨ちゃんが笑っているように見えた。
ニヤリ、と。

『どうかした?』

中「なんでーもないっ!(今は黙っとこ!)」

『そ・・・そう・・・?』

まあ、明梨ちゃんが何でもないのなら
何でもないんだろうな・・・。

?「ねえ、邪魔なんだけど」

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