• テキストサイズ

体力の代わりに

第7章 青城戦


及「いった~い!!!!」

迫り来る『及川さん』に
対応しかねていた私の耳をついた
鋭い音、正体は靴だった。

振り下ろしたのは、
そう、たしか、岩泉さん。

『及川さん』と会った時、
この人にも会った。

随分荒っぽいことをしたが、

及「岩ちゃん、何すんのさ!!」

岩「お前が試合を止めてるからだ
バカ及川!!新先輩の妹まで困らせて!!
お前を怒るのはもううんざりだぞ!!」

いつものことらしい。

及「あ・・・すみませんでした・・・」

岩泉さんだけでなく
青城の監督も
そろそろ怒りだしそうなことに気づき、
『及川さん』はシュン・・・と
小さくなる。

そして、素直に監督の指示に従い
ウォーミングアップを始めた。

『化けの皮、剥がれたり』

古語が似合う、そんな雰囲気に
こっそりつぶやいた。


/ 163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp