第7章 青城戦
『大丈夫、大丈夫、かわいいから』
日「何が大丈夫なんだよー(泣)
お、男にかわいいとか言うな!」
『あはっ(笑)
そういうところがかわいいんだよ?
ね、月島くん』
何か言いたそうに見ている月島くんに
話を振ると、
日向くんがびくりと肩を揺らした。
月「かわいいなんて大層な言葉
こいつには相応しくない。
強いていうなら、『滑稽』(笑)」
巧みに言葉を操るなあ、と
私は思ったが、
日向くんにはそうもいかないようで
頭を抱えて蹲った。
日「こっけい?コケッ?こけ・・・。
鶏?ん?んんんん?あぁ!!!!!!!!!!!!」
そして突然床を叩き
その反動で立ち上がって
月島くんを見上げる。
日「難しいことはわかんねーけど、
見てろ!飛んで俺はお前を黙らせる!」
威勢よく宣言したかと思うと、
くるりと私の方に振り返った。
日「月原さんも!
かわいいなんて言わせないからな!」
決意を固めて、
日向くんはまた少し強くなった。