第7章 青城戦
また唐突に兄が話し始める。
月「新さん、もしかしてバレー部OBですか?」
新「おお。言ってなかったのか?流凪」
『うん。青城OBとしか…』
新「なるほど。まあ、だから
流凪は俺を連れてきたがった。だろ?」
『当たり。ちょっと面白そうとも思ったしww』
私は兄を、というよりは青城メンバーを
茶化すように笑った。
新「子供かよww」
『まだ子供だよww』
新「はいはい…。俺の負けです」
『やた♪』
このやりとり自体が子供っぽい、
とは理解しているのだか、
結構楽しくてやめられない。
月島くんが横にいることも忘れて
ケタケタ笑っていると、
月「意外」
月島くんのつぶやきが聞こえた。