第7章 青城戦
菅原side
月原が部室を見てみたいと言ったので
連れてきた。
普通に立っている所を見るのは3度目か。
思っていたより背は低くないんだな。
そんな彼女が今度は掃除したいなんて
言い出すもんだから驚いたけど
まあいいか。綺麗になるならいいことだ。
そこまで汚くない部室だが
彼女のおかげで女子らしい綺麗さになった。
『終わりました!ありがとうございました!』
大満足の笑顔を向けられ、
心臓が跳ねた。
菅「こ、こっちこそありがとう///」
ヤバイ、やっぱかわいい。
清水とは違う、なんて表現すべきだろうか。
そんなことを考えている間に
彼女は部屋を出ていってしまった。
すぐに会えるのだが、
なんだか幸せそうな彼女を
もっと見ていたいような気がしていた。
澤「おーす・・・・・・」
菅「ちース」
入れ違いに大地が来て目を丸くした。
澤「月原か?これ」
きっとそのへんですれ違ったのだろう、
予想は簡単についたようだ。
菅「ああ。いい子だよな」
またろくでもないケンカをしている
影山と日向の声にかき消されそうな声で
ボソリとつぶやいた。