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体力の代わりに
第2章 体力
菅原side
玄関で待つこと、ほぼぴったり十分。
『あ、来たみたいです』
月原は、スマホを確認してそう言った。
『ありがとうございました。また、明日』
菅「待ってるからな」
田「来なかったら承知しねーぞ」
『はい!!』
車イスは、電動でもあるらしい。
器用に操作しながら学校を出て行く。
月原の姿が見えなくなるまで
俺たちはそこに居た。
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