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体力の代わりに
第7章 青城戦
月島side
何やってるの?
そうとしか思えなかった。
鍵盤も見ずに、
当然楽譜が見えるはずもなく、
目をつむって演奏を続ける月原さん。
そのことに気付いている人たちは
歌っている場合じゃないといった顔。
目の前で起きていることが信じられなかった。
彼女は紛れもない、
『天才』だ。
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