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体力の代わりに

第7章 青城戦


4時限目

音楽←あるか知りませんが

先「今日はみんなに歌を、と思ったんだけど
ごめんなさいね・・・」

そう言って、音楽の先生は
隠していた右手を出した。

みんながざわめいた。

先生の右手は骨折しているらしく、
ギプスが巻かれていた。

先「今日はピアノが左手でしか弾けなくて
やることが限られちゃってね・・・
まだ二回目の授業だから
レクリエーションしたいのに、ごめんなさい」

クラスのみんなは何を言ったらいいのかわからずに戸惑っているようだった。

先「では──」


『せ、先生!』


先「何かしら?月原さん」

『あの、お手伝いします、ピアノ』

なんで自分がこんな事を言ったのか
わからなかったが、勝手に口が動いていた。

先「あら嬉しい♡
じゃあお願い、月原さん」

『はい』

クラスのざわめきが一層強まった。




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