第1章 春の温もり
「…じゃあ、今だけ僕に付き合ってくれないかな?嫌いじゃないなら良いでしょ?」
「………はい」
渋々答えた千鶴に総司は満足そうに笑い、そして…そっと千鶴の肩に頭を乗せ目を伏せる
「…お、沖田さん!?」
「…少しだけ……ちょっと眠くなっちゃったんだ…」
総司は欠伸をしながら言った
千鶴はそんな総司を恥ずかしそうに頬を赤らめながら見つめ、そっと総司の頭を肩から離す
「……そんなに嫌だった?」
「あ…違うんです、……そうじゃなくて……」
千鶴は少し不機嫌そうな総司から、顔を逸らし恥ずかしそうに小さく呟く
「……寝るなら…肩より………ひ、膝の方が…良いと思って…」
真っ赤になりながら千鶴が言った言葉に総司も少し驚く
けれど、直ぐにくすぐったそうに目を細めその膝に頭を乗せ、千鶴の顔を見上げる
「…本当だ……こっちの方が寝心地が良いや…」
「……なら、良かったです//」
総司は恥ずかしそうに笑う千鶴を見上げて微笑み、ゆっくりと瞼を綴じて眠りにつく
そんな総司を愛しそうに見つめながら千鶴は小さく笑った
―…春の日差しの温もりは君の温もり
春の風の匂いは君の匂い……
君は¨春¨そのもの……
-END-
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