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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


「俺さぁ、勝てないと思ってたから今まで言う事聞いてたけど…俺、自分より弱い奴のいう事聞くの…やだなぁ。」


「…なんだと…?」



場の空気が凍ったのがわかった。
赤ちんのとなりで
るりちんが最高に困った顔をして


赤ちんを見つめて居た。


こんな時までそいつ。
ムカつく。


「今、なんと言った?」


「だからー、俺、自分より弱い人のいう事聞くのやだって。」


俺が再びそういうと、
場の空気は一気にピリッとしたものになった。


「な、何言ってるの紫原くん!こんなのダメだよ!」

るりちんがあわてて俺の方に駆け寄ろうとする。
が、その手は赤ちんにつかまれた。


「そ、そうだよ!それにケンカなんて後から監督に…」
さっちんも慌てて俺たちの方へ駆け寄ってくる。


が、

赤ちんはそんな二人を押しのけた。





「うぬぼれるなよ。紫原。1on1、5本先取だ。」



赤ちんがそう言い放った瞬間。
思わずニヤリと笑った。


全員が口をぽかーんと開けてみていた。




「どうなっても知らないよ?赤ちーん。」




その時、るりちんの顔を見た。
不安そうな顔で


また赤ちんを見つめて居た。




あんたの大好きな赤ちんを
目の前でボロボロにひねり潰してやるよ。



そう言い放ってやりたくてたまらなかった。





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