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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


「…なんだ?」

赤ちんは眉をひそめた。


「ん~?赤ちんはすごいなぁっと思って。」

俺がそういうと、
赤ちんは少しだけ困ったような複雑な表情になった。


「…何が欲しいんだ?お菓子か?」


「別にー。そんなつもりで言ったんじゃないしー。」


「…そうか。」

赤ちんは静かに笑った。


「赤ちんはさー。好きな子とかいるの?」

俺がそう尋ねると、
赤ちんは少し驚いた顔をして、
それから静かに柔らかく笑った。

「さぁ、どうかな。」


「はぁ?何それー。」

俺は頬を膨らませてそういうと、
赤ちんはまた静かに笑ってそのまま、
また練習に戻って行った。



るりちんの方をふっと見た。
相変わらず黒く長いポニーテールが
走るたびにふわふわとゆれていた。


思わず溜息が出た。



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