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Other Side COLORS☆黒子のバスケ

第2章 紫色のキセキ。


「はぁ・・・。」

思わず溜息をついて帰ろうと歩き始めた時、
またるりちんがこちらに向かって走ってきた。


「紫原くん!」

「何~?」


「これ!さっきのまいう棒のお礼!」

そういうとるりちんは
未開封のレモン味のグミを差し出した。


「ん~?くれるのぉ~?」

「うん!すいません。これぐらいしかなくて…じゃぁ!また明日!」


そういうと
またるりちんはパタパタと走っていってしまった。


「お礼って…まいう棒よりずっと高い奴じゃん。バカなの?」

そう言いつつも、
グミの袋を開けると、

さっそく一個口に入れた。


甘酸っぱいレモンの味が口に広がった。



なんだか無性に
寂しくなった。


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