第3章 黄色のキセキ。
勝ちが当たり前の試合。
好きな子と関われない学校生活。
それは憂鬱でつまらないものだった。
でも、現実打破は難しく、
その憂鬱でつまらない毎日を
なんとなーく生きていた。
でも、正直憂鬱でつまらない毎日には
慣れていた。
ただ、昔に戻っただけ
ただそれだけだった。
あっと言う間に時間はながれ
引退の一歩手前まできたその時、
事件は起きた。
るりっちが初めて
赤司っちに意見した。
『勝つことは全てではない。』
そのるりっちの言葉を
俺は理解できなかったけど、
好きな子がいじめられてて動かずにいれないわけでもなく、
初めて赤司っちに盾突こうとした。
が、それは緑間っちに止められた。