誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第6章 無心、無愛
「和葉…。」
平次がそう呼ぶと和葉は平次の胸に飛びついた。
「あ…あたし、平次のそばにいてええん?」
「おう」
「ホンマにほんまっ?」
「良いちゅーてるやろ」
「あ…ありがとーぉ!平次!」
さっきよりも和葉は力を強め平次を抱きしめた。
「和葉……。やっぱお前は服部の方がにおとるわ」
健人はそう一言残し図書館を出て行こうとした。
「待って…!健人!あたし、健人の気持ちメッチャ嬉しかったで」
「うん」
そう言うと健人は図書館をでて行った。
「ホンマ、すまんかった。俺やっぱり和………」
平次は何かを言っていたが話の途中で唇を塞がれてしまった。
「んっ……」
和葉の柔らかい唇が平次の唇から離れようとしない。
「んっっ……お、おい和葉」
「あ。ごめん…長すぎてしもた」
「ホンマ、和葉は面白いやっちゃのー。さ、補習終わったら今日はクリスマスやしどっか遊びに行こか」
「うん!」
こうして2人はクリスマスを一緒に過ごすことができた。
無心、無愛END