誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第6章 無心、無愛
補習中…
ずっと平次は配られたプリントに手が付けられず和葉に謝る言葉を考えていた。
(ストレートにごめん。んー。いまいちピンとこんな。部活で疲れててほんで和葉に対してあんな冷たい態度になってもーたんや。うーん。…いや待てよ。もし、和葉が今、柊と付き合ってたらどーする?諦めて身を引いた方がええんと違うか?んー…あーもぉ。どうしょ。今日のいつ言お)
色々な考えが頭の中を駆け巡った。
「おい!服部!何やってるんだ!ちゃんとプリントせんかっ!」
平次がプリントをやらないのに気が付いて観衆の先生が注意した。
「あ。ほーい」
そうは
言ったもののなかなかシャーペンが動かず平次はぼーっとしてしまう。
「おい。服部。補習やる気ないんか?なら、図書館から、皆のために漢和辞典十冊ほど持ってきてくれよ」
「はいはい」
そう言って平次は教室を出て図書館へ向かった。