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想刃-souha-

第2章 遠い日の想い出



お互いの顔を見合わせてから私達は再び座った


すると、カイリが咳払いをし注目を集める




「俺達はこの王国を変える為、反乱軍として活動する事になる。だが反乱軍自体異端と言われるこの世の中だ…この場にいる何人もの仲間達が危険に晒されるだろう


この中の誰が倒れるか、それは俺にも分からない。だが一つだけ言っておく…己の心を研ぎ澄ませろ。俺達の武器はこの体と心。そしてそれぞれの信念だ!これらが弱い奴からくたばってく!!


お前等にも夢があるだろ?だからここに来た。その想い、命を懸けてやり遂げろ!


俺達には未来がある!夢がある!希望がある!その為に戦え!!王国の未来の為に!!!」





カイリが言い終えると同時に拍手が湧いた

流石はカイリと言ったところだろうか…彼の叫びを聞く度に、私達の希望の光は眩しい程に輝きを放った



それ程までに高く険しい壁の上に立つ人間、というべきなのだろう






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