• テキストサイズ

✴︎HUNTER×HUNTER短編集

第16章 キルア=ゾルディック✴︎バレンタイン企画




『あ”ー寒い。雪とか最悪。てか、なんでこんな敷地広いの!嫌がらせ!?』


2月14日

バレンタインデー又は聖バレンタインデー

主に女が男にチョコを渡す日

まぁ、たまに逆もあるが。。。


こんな寒い時期に何故わざわざゾルディック家
三男キルア=ゾルディックの部屋に向かっているのか

その理由は数日前にさかのぼる…………


ーーーーーーーーーーーーーーーー


暖かい部屋

それは当然だ寒いのが大嫌いな私はこの時期ありとあらゆる暖房器具を常につけ家から出ることはない

熱々のココアを片手にこたつに埋まる


『はぁー、ジャポンのこたつはやっぱりいいね〜』


すでに数時間前から同じことを繰り返し呟いているのだが私は一人暮らしだ気にはならない


『。。。。せめて、インターホン押してほしかったかな』


いきなりの冷気と少しの殺気

先ほどまで仕事だったのだろう
殺気にまじって不快な鉄の匂い

癖になっている暗歩を使っているが殺気でよってきてるのがわかる


『んっ、くすぐったいし、鉄臭い』


ふわふわした銀髪が顔の横で揺れ
赤く染まった手が私をだく

まさか、そのままの手でだかれるとは思わなかった


「……………俺、自由になりたい」


小さく呟くその声は今にも儚く消えそうで
この話を続けたくなくて


『………寒くない?』


話をそらしたくて


『ほら、体冷えてるしお風呂はいって来なよ』


傷ついている君を

悩んでいる君を


「…………うん。」


無視した。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

今日のチョコはその罪滅ぼしともう一度話を聞くチャンスを兼ねて渡しにきた


『やっとついた………』


ついたと言っても屋敷の前にだが

しかし、この寒さを考えると室内に入れることがどれだけ嬉しいか


『おじゃまします』

「!!」

『なっ!』


いきなり姫抱きにされ再び外へと出される

あぁ、私の癒し!

せっかくのぬくもり!

また、寒さの世界へと放り出されるのか。。。


『っっ!!ちょ………まっ………速い!寒い!』

「あと少しだからさ!我慢しろよ!」


辿り着いたのは小さな(先ほどの屋敷と比べると)家。

多くの執事に迎えられ一つの部屋で降ろされた



✴︎続きます✴︎


/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp