第48章 アダルトリオ
「ちょっとクロロ。家壊さないでくれる?あと、オオカミなら俺が半殺しにしたよ」
『半っ⁉︎』
物騒な言葉を口に出すおばあさんに思わず声が裏返った
私が唖然としている間も狩人とおばあさんの話は続く
「あれは俺が殺す予定だっただろ。それに、お前は食われてるはずだが?」
「え、俺ヒソカに食べられるとか嫌だし」
「酷いなぁ〜❤︎そんなこと言わなくてもいいじゃないか♦︎」
いつの間にかオオカミも混ざりまるで同級生たちが集まった同窓会のようになっている
「うわっ、どこから湧いてきたの」
「ちょうどいい。ヒソカ、お前はここで俺に打たれろ」
「やだ♣︎まだ何も食べてないのに死にたくないよ♠︎」
「だ、そうだイルミ。食われろ」
「絶対嫌だ。俺は今からとぶどう酒飲む予定だし。ねっ?」
『え、うん』
いきなり話を振られ固まっていた体が一瞬震えた
お酒の入った瓶を持ってくるおばあさんに続きオオカミと狩人もこちらへ向かう
「俺も一緒させてもらおう」
「僕も❤︎」
「まぁ、食べられるよりはましだしいいよ」
奥の部屋へと連れてかれる私にはどのオオカミよりも3人の目の方が恐ろしい獣の目をしていることに気づかなかった
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『うぁ、食べら、、、、れる、、』
呟く少女のそばには長身の男が3人
「、うなされてるね」
「一体どんな夢を見てるんだろうね?❤︎」
「起きてから聞けばいいだろう」
H27.3.30