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【黒バス】夢と現実の狭間で【ホラー】

第2章 探索を始めましょう




■時系列
・阪本以外の全員が職員室で目覚める

・探索&脱出を考える
1、一階の脱出口を探す班
2、職員室内を捜索する班
3、校舎内を探索する班
それぞれ持ち時間は10分とし、行動開始。異常が発生したらすぐに職員室に戻ることとした

1.2班は共に収穫なし。職員室で3班の帰りを待つ

阪本が西校舎の4階で目覚める。テケテケに追われる

3班と阪本が遭遇。テケテケ撃退?職員室で集合

「…こんなところでしょうか」

黒子君の静かな声と共に、まとめが終わった。

「私、君達よりここに来たの遅かったのか…もしくは居たけどずっと寝てた?」
「それならテケテケに襲われて今頃生きてはいないのだよ」
「怖いよ緑間君」

淡々と言うのやめてほしい。ほんとに。

宮地君がチラリと見下ろしてくるのに「大丈夫だよ」と応じて、私は立ち上がった。

「黒子君、チョーク貸して。とりあえず覚えてるだけ七不思議書いていくから」
「はい」

入れ替わりに黒板の前に立つ。
黄瀬君の横を通った瞬間、彼の鋭い視線が突き刺さったのには、気がつかないふりをした。

気にしていたら身が持たない。

溜息を殺しつつ、几帳面な字の下に七不思議の文面を書いていく。

①音楽室のピアノに消灯後触ってはいけない。幽霊に取り憑かれる。
②図書室にある題名のない本を読んではいけない。本の世界に引きずり込まれる。
③西校舎の4階にはテケテケが出る。テケテケに切られると、次のテケテケになる
④屋上のプールに虫が集る日はプールに入ってはいけない。プールに死人が出る予知現象だから。
⑤西校舎のトイレで合わせ鏡をしてはいけない。花子さんが迎えに来る

「これ以上は知らないかなー」

怪談としては。
心の中でこっそり付け加える。

赤司が口を開こうとした瞬間、

prprprprprprpr…

それまでウンともすんとも言わなかった職員室の電話が、鳴り響いた。




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