第10章 出会い(スイス・リヒテンシュタイン編)
1968年8月
イギリス、ロンドン塔
(リヒテンシュタインのことは、リヒテンと省略します。
予め、ご了承下さいm(_ _)m)
「わぁ~。これが、かの有名なロンドン塔なのですね!お兄様!」
「ああ。そうである」
「やはり、実物は見るに限りますね」
「確かにそうであるな。迫力が違う」
その見物客の中には
ケイト「うわぁ~。イギリスに招待されたけど、来てよかった」
日本「ケイトさん、気をつけて下さいね。人が多いので」
ケイト「了解^^」
そして…
リヒテンとケイトは、
お互い、スイスと日本を待つことになりました。
そのさなか…
「あの、困ります!;」
男「いいじゃんか。俺と付き合えよ。一人なんだろ?」
「いえ…私は、お兄様を待っていますので」
男「だったらいいじゃん。待ってる間だけでもさぁ~」
ケイト「微笑)待たせたな」
「え?」
ケイト「ほら、あそこの料理店へ行くって
約束していただろう?メアリー。
遅くなって、すまなかったな^^;」
流暢な英語で、男性にも解るように言い、
「あ、はい!^^
待っていました、お兄様」
ケイト「じゃあ行こうか^^」
ケイトとリヒテンは手を繋ぎ合い、立ち去ろうとしましたが…
男「待ちやがれ!…そこの女は、置いて行ってもらおうか」
男性が、顎をケイトへ向けて差すようにすると…
複数の男性が、次々に現れ出しました。
「あ、あの(青ざめ」
ケイト「少し、下がっててくれ(微笑)なぁに、すぐ終わる^^」
男「何カッコつけてやがんだ!!」
男「ぶっ倒せ!!」
しかし…
どがっ!ばきっ!どごっ!
ばしばしぃーんっ!!
素手で、軽く五人をいっぺんに片付け
男達がひるんだ直後に、
足払いを仕掛けて倒してしまいました。
それを見ていた見物客は…
「ヒューヒュー」
「カッコいいぞ、兄ちゃん!^^」
お祭りムード;
ケイト「怪我はありませんか?」
「は、はい//ありがとうございます//(お辞儀」
ケイト「いえいえ。礼を言うのは、私の方だ。
あなたのような、美しい姫君を護れて…私は幸せです^^」
そして、その手を左手で取りながら
その手の甲にキスをしました。