第8章 出会い(イタリア・ドイツ編)
日本「え?」
ケイト「私、パーティには出ないよ」
ドイツ「…何で、出ようとしない?」
ケイト「日本たちに、迷惑かかるし…
それに、日本だけじゃない。
中国、イギリス、プロイセン、フランス、ロシア、オーストリア、ハンガリー、ロマーノ、スペイン…
それまでに会った全員も、
誰にも情報が行かないようにしてくれているんだから」
日本「…そうですね。ばれれば」
イタリア「そんな島あったら、きっと殺到してくるよね〜」
日本「ええ。見つからなかったと、正式に上司に報告していましたし…
原則、擬人化された国しか入れませんので」
ドイツ「なるほどな。…俺たちさえ黙っていれば、大丈夫というわけか」
ケイト「ま、私はただの「ケイト」ってことでよろしく^^」
イタリア「うん!^^そうしちゃえば、何の問題もないよねぇ〜^^」
日本「しかし、私たちと同様年を取らないのも…」
ドイツ「いや、出会った当時…ケイトは何歳だったんだ?」
日本「確か、3歳の外見だったと」
ドイツ「今や…15歳ぐらいだ」
ケイト「だから!それは力の回復具合を表してるの!!;
小さければ小さいほど、力の消耗が少なくて済むから…
当時、11歳だったはずの外見が縮んで…
父上の神器の中で千年の眠りについて…
起きた時には3歳だった。
当時、紀元前286年生まれで
1814年で21歳。1815年で22歳になるはずだったけど…」
ドイツ「あー;要するに、今なら何歳の外見のはずだったんだ?」
ケイト「…23歳」
ドイツ「それなら、あの怪力も説明がつくな」
イタリア「何で?」
ドイツ「成人越えなら、ある程度は納得はいく」
日本「あの、詳しい説明は後ほど…」
ドイツ「ああ。そうだな」
ケイト「私、部屋で待ってるね」
日本「はい」
イタリア「じゃあ、いってくるね〜^^」
そう立ち去る日本さんとドイツさん、
手を振りながら行くイタリアさんに、
手を振り返し、扉を閉めてから
…少しうつむくケイトさんでした。