第49章 それからの日常…
ロシア「遺跡全体の高さは500mあるから…
随分余裕があるんだよね^^」
日本「ええ。
寧ろ、あり過ぎなぐらいです;」
ロシア「それにしても…
ここって、ある意味特殊だよね^^」
日本「ええ…
普通なら
国の王は、民とは一緒に暮らさずに
現れればすぐ、お辞儀や
セレモニーなどがなければ会えず
立場の違いが明白になりますが…
こちらの場合、国民に溶け込んでいますからね」
要するに
国民と全く同じ立場になり、輪に入っている。
ロシア「まあ、ここで言うと
国王は、リーダーみたいなものらしいからね^^
国風は、『全員が家族』って感じだし♪
想い合うって感じかなぁ^^」
日本「ええ…
そういえば、昔から不思議そうに言っていましたね…
『民を解らずして
国を治められるって思ってる方がおかしいよ。
第一、一緒に暮らさないと
その人の良さとか
一人一人の思いだとかって、全然わからないでしょ?
国民のそれぞれが、全員幸せになるために
国王がいるんだ。
国民すべての幸せを願って、尽力できない人に
国民すべてを理解して、人それぞれと全部向き合えない人に
国王を名乗る資格はないと、私は思うけどなぁ…』
と…
将軍の前で
彼女が堂々と言いそうになった時は
流石に焦りましたが…;」
ロシア「小さい時から
皆を皆、理解するように心がけていたみたいだし。
その上…
その人たちの幸せのために、尽力してばっかりで…
結局
気を遣い過ぎて倒れたり
無茶な仕事(裏回し)ばっかりやり続けていて
それを見た国民たち全員から
全部を自分たちがやるって、言い出されて
実現するまでストライキ
結果的に
ケイトちゃんの仕事はといえば…
毎日を楽しく、幸せに過ごす事になったからね^^」
日本「それ以前に
『妊婦は働いちゃダメ』という決まりがあり
その上、
『その夫も働いちゃダメ』ということになるんですよね。
妊婦となった妻を支えるために…
本当に、とても有難いのですが…
皆さんが汗水たらして働いているのに
自分だけ、仕事を休んでばかりというのは…
結構、心苦しいです;(汗&溜息」
そんな日本へ…