第48章 リハビリ修行
ケイト「髪の毛も、なる前と同じままだ。
それに…
感じる…
この世界中のエネルギーも
それ以外の…
無限以上に広がる世界全てが…
…だから…
認めてくれたって言う、『証』なのか…
『想い』に伴い
それ相応の『力』を得る…
それは…
強大であればあるほど
『力』を間違ったことに使わないと
信頼されたものの『証』だったのか…」
物質の状態に耐えられない以上に
エネルギーが超高濃密度となっていることで
今までの全身を纏う装束が
『エネルギー状』となって包んでおり
透明だった始祖神の力を超え
ケイトの心が『聖』であることから
『白い光』が全身を纏い
相手の攻撃も防御も回復も
『この世の全て=ありとあらゆる全て』が
一体化された状態のため
自身の意思で
自在に無効化できるという状態になっていた。
ケイト「…何か…
とんでもない力を生み出しちゃったな…;」
未だ、ふわふわと浮いたままの状態で
始祖神をも超えた力を、使おうとしないケイト…
その理由は…
『うっかり壊したなんてのは、嫌だから』だった;
日本「ケイトさん!
凄まじい力を感じたんですが一体!?
!!
…何ですか?その状態は…」
そこに
焦りながら駆けつける人は…日本だった
ケイト「あ~(頭かく)
これは…
始祖神の力を超えた、『想い』と『力』…
名をつけるのなら
劫火滅淪(ごうかめつりん)だな
(最後に叫んでたし」
日本「劫火滅淪?」
ケイト「『劫火(ごうか)』は
世界が破滅する、終末に起こり
世界を焼き尽くしてしまう、大火のことだ。
滅淪(めつりん)は…
淪滅(りんめつ)=沈み滅びること。
滅びてなくなることを表すんだ」
日本「…つまり
その、いずれ起こるであろう劫火を
消滅させることで護り抜く力…
ということですね?」
ケイト「飲み込み速過ぎ;」
日本「あなたの説明が良かっただけですよ(きっぱり」
そんな時…
次々に、客人が舞い降りてくるのだった…