第48章 リハビリ修行
ケイト「邪気を食らって堕天すれば
聖気を極限まで食らい続けて質が戻らないと
アンヌのように、元の状態には戻れない。
無理に分離させれば
エンゼのように、死に至るからな。
ま、私の場合
『聖気』を
生きる上で、必要なエネルギーとして過ごし続けていた。
『邪気』は
生きる上で、邪魔なエネルギーとして過ごし続けていた」
『邪魔!?;』
ケイト「…
つまり、邪気を扱えるっちゃ扱えるが
邪気『のみ』では、扱いきれないってことだ。
実際…
聖気を餌にしなければ、扱い切れなかったし;(汗&溜息」
ドイツ「聖気を内側にしていたから
邪気を自在に扱いこなせているように見えたのか;」
日本「邪気の
聖気を食らって
大きくなろうとする性質を利用したんですね(頷く」
ふむふむと頷く日本さんと
なるほどと感心するドイツさん
そんな二人に…
ケイト「とにもかくにも…
私の性質にあったエネルギーは
『聖気』
ぽおおお(左手に、聖気を球状に出す)
『邪気』
ごおおお(右手に、邪気を球状に出す)
その両方を、一つにしたもの…
しゅおおおお(それらが、中央で一つに…)
それこそが…
真の、『始祖神の力』だ」
その言葉と共に現れたのは…
無色透明な『始祖神の力』だった。
ドイツ「…何も見えないが;」
ケイト「仕方ないじゃん!;
何度やってもこうなるんだよ!!;」
日本「…;
もしや、打ち消し合って消滅したのでは…;」
ケイト「そんなことないよ!;
ほら!感じられるでしょ!?;(あせあせ」
日本の手を右手で取りながら
左手へと移動させた力へと触れさせるケイト
日本「あ。本当だ」
ドイツ「本当なのか!?;(驚き」
そうして、ドイツも触れ
ドイツ「…非常に興味深いな」
日本「ええ」
ケイト「…とりあえず
これを制御するよう
横になりながらやっていたんだよ…
色々と性質変えたり
配分変えたりしてみたけどさぁ…
結局、同じ量と質じゃないとダメみたいだから
今持ってる
全ての『邪気』と『聖気』を一体化させて
『始祖神の力』を復活させる修行に入るわ」
日本「…解りました」
ドイツ「とりあえず、早く食べて寝ろ」
ケイト「ぐー」
ドイツ「今は起きろおおおお!!!!;」
前途多難です…;