第48章 リハビリ修行
ケイト「まず…
世界の成り立ちからだな。
『聖気』と『邪気』
どちらかに偏れば、世界のバランスが崩れる。
そうすれば、連鎖反応で
そのすぐ近く=周辺の世界が、次々に崩壊していき
あっという間に、全部が虚無へと元通りだ。
だから…
始祖神だった私は
バランスをとり合って変化するよう
正反対のものが生み出されるという理をつけたしていた。
つまり…
どっちも、私から生まれたもんだ。
少し、変だなぁって思ってたんだ。
始祖神が復活した時
『神』ならば『聖気』だけで事足りるはずなのに
何で、あの時
『邪気』まで持って行って、復活したんだろうって…
その次に目についたのが
自身のエネルギーの質が
『聖気』と『邪気』
どちらにもなれると同時に
どっちになったとしても、生き延びられることだった。
そのどちらもが、私を生かそうとしてくれた。
それが、気付くことにつながる要因だ」
ドイツ「…解り辛いんだが;」
日本「要するに…
元は一つだったエネルギーから生み出された
別々の存在だった…ということですね?」
ケイト「正解!^^
例えるのなら…
そうだなぁ
『二酸化炭素』があるだろ?
それが、
『炭素』と『酸素』という
全く違うものが分離して生み出された
別々のものって感じだ」
ドイツ「つまり…
その例えで行くと
『二酸化炭素』だったエネルギーが
『炭素』と『酸素』のように
世界を生み出した時に
『聖気』と『邪気』に別れて
存在するようになってしまったということか?;」
ケイト「そういうこと」
日本「…つまり
始祖神だったあなたなら
それを自在に扱いこなせると?」
ケイト「正確に言えば違う。
聖気しか耐えられないからな、この体は」
日本「?;
なら…
なぜあの時
ドイツさんを攻撃して無傷で済むように…」
ケイト「そうだよ;私は攻撃したんだ;(ズーン」
日本「落ち込まないで説明してください!!;」
ドイツ「本人がいいと言っているんだ!
だから気にするな!!(くわっ」
少し脱線しましたが…
まだまだ続きそうです;
長文ですみません;